冬の抜け毛対策!原因と薄毛や頭皮トラブルの改善法とは

2466

冬の抜け毛対策!原因と薄毛や頭皮トラブルの改善法とは

冬は寒がりの人にはつらい季節です。
寒さによって体調を崩しやすいので注意しないといけませんね。

肌も乾燥しますし、髪も乾燥してパサパサになってしまうなど、冬は女性を困らせる季節ですが、抜け毛が増える季節でもあるのです。

毛髪には抜けて生え変わり成長するサイクルがあります。
通常のサイクルでは秋になると抜けやすい時期ですが、秋の抜け毛がおさまらず冬になっても抜け毛が増えるのは薄毛の原因になるので要注意なのです。

寒くなるとなぜか抜け毛が増えるような気がしているのなら、それは早めに対策する必要があります。
そこで今回は、冬の抜け毛の原因や改善法について解説しましょう。

 

冬に抜け毛が増える原因とは

冬に抜け毛が増えるのは、大きく分けると2つの原因があります。

 

乾燥による原因

気温が低くなると、空気中の湿度が低くなります。

空気の中には目に見えない水蒸気が含まれています。
気温が高いと多くの水蒸気を含められるのに対して、気温が低くなると水蒸気を多く含むことができません。

冬になると家の中の窓ガラスが結露することがあります。
これは外気の冷たい空気が伝わる窓ガラス付近は室内でも温度が低くなることで、水蒸気を含むことができなくなり窓ガラスに水滴が付着することで結露となります。

冬の空気が乾燥するのは自然現象ですが避けることはできないので、頭皮も乾燥してしまうのです。
乾燥した頭皮は、柔軟性を失い毛穴の弾力も弱くなります。

乾燥によって頭皮のかゆみなどを起こしてしまうと、さらに抜け毛の原因となります。
そして乾燥すると皮脂量が増えるので皮脂が毛穴を詰まらせてしまい、結果的に抜け毛を増やすこともあります。

 

寒さによる血行不良が原因

冬になると手足が冷たくなってなかなか温まらない冷え性になる人が増えます。
冷え性は血液の流れが悪くなるので、肩こりや腰痛、むくみなどを起こします。

そして血液によって運ばれる栄養が行き届きにくくなる問題が生じると、毛髪の細胞に十分な栄養が届かずに毛髪を成長させるサイクルを乱して抜け毛を増やしてしまうことがあるのです。
さらに、寒くなると運動不足になりやすいので、さらに血行不良を悪化させてしまうことも冬の抜け毛の原因に影響すると思われます。

 

冬の抜け毛をセルフチェック

髪の毛は健康な頭皮でも毎日抜けるものです。
抜け毛が多いかどうかは自覚できないこともあるでしょう。

毛質が太くて硬いとか、ロングヘアの人は普通の抜け毛の量でも多く感じることもあります。
抜け毛の量を確認するのは難しいので、頭皮の状態も含めてセルフチェックしてみましょう。

  • 枕につく髪の毛の本数が増えた
  • シャンプーの時に抜ける本数が増えた
  • 浴室の排水溝が抜け毛ですぐに詰まる
  • フケがよく出る
  • 頭皮がかゆくなる
  • 頭皮が脂っぽい
  • 髪が細くなった
  • 分け目や生え際の毛量や毛質が変わった

このようなことに一つでも当てはまるのなら、頭皮の状態が良いとは言えません。
冬の抜け毛から薄毛になる可能性があります。

では、身体の状態や生活習慣もチェックしてみましょう。

  • 冷え性である
  • 顔色が悪い
  • 冬になると肩や首がこりやすい
  • ストレスを感じることが多い
  • 汗をかくような運動はほとんどしない
  • 食生活のバランスは自信がない
  • 食事制限によるダイエットをしている
  • 飲酒やたばこの習慣がある
  • 睡眠時間は5時間未満で慢性睡眠不足

以上のことに思い当たることがあり、頭皮の状態も万全ではないのなら、冬の抜け毛が増えても不思議なことではありません。

 

冬の抜け毛対策に大切なこと

気温が低くなり、空気が乾燥することで抜け毛が増える条件を揃えてしまう冬には、季節に適した対策をしなければ予防対策になりません。
頭皮を健やかな状態に保ち、丈夫な毛髪を育てる土台作りに必要な対策に取り組んでみましょう。

 

シャンプーのやり方

シャンプーは朝ではなく夜がおすすめです。
朝のシャンプーは、頭皮の皮脂が洗い流された状態で乾いた外気に触れることでさらに乾燥してしまいます。
夜のシャンプーをしても頭皮の乾燥がひどく粉っぽいフケが出るような場合は、シャンプーを使って洗う日とお湯だけで洗う日を交互にしてみるとひどい乾燥状態が改善されます。

頭皮にかゆみがあるとシャンプーを沢山つけて洗い過ぎて逆効果になることもあるので、くれぐれもシャンプーの使い過ぎには注意しましょう。
すすぎは入念にして、シャンプー剤のすすぎ残しの無いように注意してください。

 

シャワーの温度を調整

冬はお風呂の温度も少し高めに設定しますが、シャワーの温度は高く設定しないようにしましょう。
頭皮に40度以上のお湯をかけると、皮脂が奪われてしまいます。

これは頭皮だけじゃなく身体や顔の皮膚の乾燥にも共通することなので、お湯の温度には気を付けましょう。
浴室が寒くてつい高めの温度のシャワーにしてしまうという場合は、バスタブのフタを外してあらかじめ温めるなど工夫してみてください。

 

身体を温める習慣

頭皮の血行不良を起こす冷え性は、冬の抜け毛から新たな毛髪を作る栄養まで不足する怖れがあるので、冷え性対策は大切なことです。
冷え性対策には、太い血管が通るところを温めると効果があります。

首を温めると冷え性の人に多い肩こりや首こりの改善効果もありますし、頭皮への血行促進にもつながります。
外出する時は首を冷やさないようにマフラーやネックウォーマーを使いましょう。

 

適度な運動をする

冬になると寒さに負けてしまい、ついつい家の中でゴロゴロする時間が増えるという方も多いでしょう。
しかし、冬こそ寒さ対策のために運動した方が良いのです。

身体を温めることができ冷え性の予防にもなりますし、運動すると新陳代謝が促進されることで毛髪の新陳代謝にも影響します。
ハードな運動じゃなくてもいいので、軽く汗ばむような運動を定期的にするようにしてください。

汗が出ることで毛穴が詰まることも防げるので、頭皮環境を改善する効果が期待できます。

 

部屋の湿度を適度に保つ

冬の部屋の湿度は50%以下になることが多く、寝室などは30%を切るくらいカラカラに乾燥することもあります。
部屋の湿度を定期的にチェックしながら50%~60%を保てるようにすると頭皮や肌の乾燥を防げます。

過剰に加湿し過ぎると冬でもカビが発生してしまうこともあるので、50%以下にならないように注意すれば良いと思います。
湿度が下がると空気中に浮遊するウイルスが活発になるので、加湿をすることは風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。

 

食生活の改善をする

食べ物から補う栄養は、髪の毛の成長にとても影響します。
極端な食事制限をするダイエットによっては、髪の毛が細くなったり薄毛の原因になることもあるのです。

とくに重要なのは、毛髪を作るために必要なたんぱく質と、たんぱく質をアミノ酸に分解し代謝させるために働くビタミンB群です。
肉類や豆類などたんぱく質をしっかり摂りましょう。

 

十分な睡眠をとる

睡眠不足は美容にも健康にも大敵です。
睡眠時間に多く分泌される成長ホルモンは、毛髪の成長にもとても大きな役割があります。

成長ホルモンは眠りについてから3時間ほどがピークになります。
十分に成長ホルモンを分泌させて、全身に成長ホルモンの働きが行き届くためにも6時間ほどの睡眠では短いくらいです。

8時間以上の睡眠は難しいかも知れませんが、抜け毛対策のためにも睡眠時間が6時間を切らないようにしてください。

 

冬の抜け毛対策についてのまとめ

冬の抜け毛対策は、冷え性対策にも共通することが沢山あります。
冬になると毎年のように冷え性で体調を崩すような方は、頭皮の環境にも気を配ってみてください。

冬の寒さや乾燥は、髪の毛や頭皮にも厳しい環境を作ります。
栄養やうるおいが不足しないように冬を乗り越えていきましょう。

 

シェア