顔の冷えの原因と対策!肌老化を防ぐ予防法やケア方法とは

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顔の冷えの原因と対策!肌老化を防ぐ予防法やケア方法とは

女性は冷え性に悩まされる人が多いので、冬になると一層の冷え対策が必要です。
冷える大きな原因になるのは、血液の流れが悪くなる血行不良が根本にあります。

血液の流れが悪いというのは、美容にも健康にも良いことはではありません。
身体の冷え性対策は万全にしていても、顔の冷え対策まではしていないという女性が意外と多いといえます。

顔の冷え対策をしている人としていない人では、肌の老化現象のスピードに差が出るといわれているのでスルーするわけにはいきませんね。
そこで今回は、顔の冷えについての原因や予防法、改善・解消法などを解説しましょう。

 

顔の冷えの原因とは

顔の冷えの原因とは

冬になると、手足の冷たさがつらくなるのが冷え性の特徴です。
寝る時に手足が冷えていると寝付けないものです。

しかし、顔はどうでしょう。
真冬でも顔まで覆って寝るという人は少ないのではないでしょうか。

顔は毛細血管がとても多いことから、身体の中では温かさを保ちやすい部位です。
真冬の外出時に手が冷たくても顔に手を当てると温かさを感じるように、顔は冷たくなりにくい部位なのです。

しかし、本来は冷えにくいはずの顔が冷えることは何らかの原因によって引き起こされているかもしれません。
そこで、顔が冷えてしまう原因として考えられる症状から当てはまることがあれば、対策を考え改善するようにしましょう。

 

肩こり、首こりがある

肩や首の筋肉が疲労していたり、緊張状態が続いて筋肉が収縮していたりすると、肩回りから首にかけての血行不良が起こります。
肩こりがひどくなると頭痛が起こることがありますが、これは肩こりによって脳への血流が悪くなることが影響すると言われています。

当然のことながら、顔に流れる血液にも支障が出るので慢性的な肩こりが続くような場合は顔が冷えやすい原因となります。

 

むくみやすい

むくみは、老廃物を含む水分の排出機能が上手くいっていない時に起こります。
水分や塩分を過剰に摂取した場合のむくみもありますが、朝起きた時に顔がむくみやすいのは老廃物の排出機能が低下していることが考えられます。

顔がむくんでいる時には、水分によって顔が冷えやすくなるのです。

 

顔の表情が乏しい

冷え性対策に、運動が効果的というのはご存知の方もいらっしゃるでしょう。
運動によって筋肉が刺激を受けると、筋肉が熱を発生させるからです。

それは顔も同じで、顔の筋肉を動かしていると血液の流れも良くなりますし、熱も発生させるので冷え予防になるわけです。
無表情や食事の時に噛む回数が少ないなど、顔の筋肉を動かさないタイプの方は冷えやすくなります。

 

顔の冷えをチェックする方法

顔の冷えをチェックする方法

顔の冷えは手足よりも感じにくいので、実は冷えているのに自分では自覚できていないだけということも考えられます。
まずは、自分が顔冷え性なのかチェックしてみましょう。

 

チェック方法

まずは、空調などが効いていない室内で行い、手を顔に当ててみましょう。
もしも手よりも顔が冷たく感じるようなら顔冷え性の可能性があります。

チェックする時に手が冷たくなっていると正しく判断できませんので、手が冷たい場合は人肌程度に温めてから行いましょう。
手がすぐに冷たくなってしまい、なかなか温まらないような人は末端冷え性なので顔も冷えやすい傾向があります。

 

顔の冷えによる肌への影響

顔の冷えによる肌への影響

冷え性になると体温が上がりにくくなり、免疫力の低下で風邪をひきやすくなったりします。
さらに代謝も低下してしまうので、太りやすくなるという問題も生じます。

顔の冷えの場合は、健康面よりも美容面で大きな影響があります。
そこで、美容面での影響を解説していきます。

 

乾燥しやすい

肌には、そもそも保湿する機能があります。
皮脂を分泌して水分の蒸発を防いでいるのです。

しかし、毛細血管のすみずみまで血液が行き渡らなくなると、潤いを保つために必要な栄養が届きにくくなります。

 

シミが増える

顔が冷えやすいということは皮膚のターンオーバーの周期が乱れるので、メラニンが排出されずにメラニン色素が黒化して定着しシミの原因となります。
逆にシミの予備軍が潜んでいるとしても、角質層のターンオーバーが活性化されれば古い角質と一緒に排出されるのでシミになりにくくなります。

 

しわが増える

顔の冷えによる乾燥は、やがて乾燥小じわを増やす原因になることもあるのです。
乾燥肌の改善のために保湿をしていても、冷えを改善しなければ表面だけを潤すだけで、角質層の深いところでは乾燥が進みしわを増やすリスクが高まります。

 

肌がくすむ

顔色が悪いというのは、血行不良が原因です。
顔が冷えやすいと青白い顔色で暗い印象になるだけじゃなく、肌の透明感も失われてしまいます。

肌色のトーンが暗くなっている原因が冷えによるものなら、ターンオーバーが乱れて古い角質層がさらに顔をくすませているかもしれません。

 

たるみやすい

顔の皮膚がたるみ始めるのは、年齢による老化現象によるものです。
しかし、顔が冷えやすいと同世代の人よりもたるみやすくなる傾向があります。

顔の筋肉の機能が低下すると冷えやすくなるので、たるみが気になっているなら顔の冷え対策が必要かも知れません。

 

顔の冷えを改善する方法

顔の冷えを改善する方法

顔が冷たい状態をそのまま放置していると、肌の老化が早まってしまうので女性には嬉しいことはありません。
そこで顔の冷えを解消する方法をご紹介したいと思うのです。

しかし、1つ注意して欲しいことがあります。
それは、温めるためにむやみにマッサージをしないようにして欲しいということです。

マッサージは正しい方法で行えば美容効果は高いのですが、温めるために摩擦するのは肌へのダメージが大きいのです。
マッサージをして肌荒れを起こしてしまうのは逆効果なので、気をつけましょう。

 

顔のエクササイズで血行促進

顔の中の筋肉は、あまり使わない部分とよく使う部分の差が大きいので意識しないとほとんど動かないところもあるのです。
そこで顔の筋肉を広く使うようなエクササイズをしてみましょう。

  1. 顔のすべてのパーツを中心部に集めます。
  2. 唇をすぼめて口から息をゆっくり吐きだします。
  3. 息を全て吐き終えたら目や口をパッと開いて開放します。

この一連の動作を3回繰り返してください。

  1. 目線を上にして大きく目を開きます。
  2. あっかんべーのように舌を思い切り下に出します。
  3. 5秒ほど顔を伸ばすように維持します。

以上の2つの顔エクササイズは、短い時間でも行えます。

朝の洗顔前後などタイミングを決めて続けてみましょう。
血行が促進され、収縮している筋肉をほぐす効果が期待できます。

 

首回りを温める

冷え性対策には、首、手首、足首と首のつく部位を温めると効果があると言われます。
顔の冷えを改善するためには、首を冷やさないことが大切です。

首から肩を温めると、肩こり対策にもなります。

 

ホットパックをする

シートマスクを使って保湿をするのは乾燥しやすい冬には効果的なスキンケアです。
しかし、シートにしみ込んだ美容液が冷たいと顔が冷えてしまいます。

美容成分は温めて体温に近い方が浸透しやすいので、パックはもちろんですがスキンケアをする時も冷たいまま使わないように注意しましょう。
あらかじめ蒸しタオルなどで顔を温めておくのも良いですね。

 

入浴は全身浴

お風呂に入っている間は顔は冷えないと思っているかも知れませんが、冬の浴室は想像以上に低温になります。
身体が温まることで顔の冷えに気が付かないこともあるので、入浴中の顔を触って温度を確認してみると良いでしょう。

浴室暖房がない場合は、全身浴で首までしっかり浸かりましょう。

 

マスクをつける

外出時や就寝時にマスクを着けると風邪予防にもなりますし、顔が冷たくなるのを防ぐ効果もあります。
大きめのマスクを使えば、顔の半分以上を覆うことができるので保温の効果も十分あります。

 

顔の冷えについてのまとめ

顔の冷えについてのまとめ

顔冷えは肌年齢を老けさせる原因になります。
冬はもちろんですが、夏はクーラーで冷えることもあるので季節を問わす顔の冷え対策は大切です。

冷え性の悩んでいる方は、顔の冷え対策もお忘れなく。

 

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